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【マーケティング】海外の検索エンジン事情とその対策

Googleだけじゃない海外の検索エンジン事情

日本では検索する事を「ググる」と言います。

今や検索エンジンといえば、もうGoogleの代名詞と思われるぐらいに、多くの日本人が当たり前のように利用しています。

もちろんGoogleが生まれたアメリカだけでなく、EUも含めて、世界のほとんどの国でも同じような状況です。

しかし、下記の表のように、一部の国では、状況が異なります。

シェア1位 シェア2位
日本&欧米 Google bing
中国 百度 360search
ロシア Yandex Google
韓国 Google NAVER
その他の国 Google bing

ロシアや韓国では、自国の検索エンジンの利用が多く、中国では、もうGoogleはほとんど使われていません。

つまり中国、ロシア、韓国で、WEBマーケティングを行うには、それぞれの国の検索エンジンの対策をしなければならないのです。

海外の販路開拓と検索エンジンの関係性

中小企業が海外販路開拓をするに当たって、まずはターゲットとする国の言語のホームページの構築は必須だと思います。

しかし、ただ多言語のホームページを作って置いておいても、ターゲット国の検索エンジンの検索結果に表示されなければ、誰も訪れてくれません。

アメリカがターゲットであれば、英語のホームページを公開して、Googleで表示されるように対策を行います。

EUであれば、英語に加えて力を入れたい国の言語でWEBサイトを構築して、Googleの対策を行います。

中国をメインターゲットにするのであれば、中国語のホームページの作成と、百度への対策を行う必要があります。

ロシアであれば、ロシア語ホームページとYANDEX対策です。

こうして各国の検索エンジンの事情に合わせて対策をする事で、自社の商品やサービスを紹介するサイトへと誘導でき、そこから引き合いの獲得へと繋げる事が可能となります。

海外の検索エンジンへの対策の具体例

多くの方がご存じのように、検索エンジンで上位表示されるための対策としては、SEO(search engine optimization)があります。

しかし、Googleにしても、その他の検索エンジンにしても、どのようにすれば上位表示されるかが公開されている訳ではないため、上位表示されるために試行錯誤する時間が必要となります。また、いつ表示されるかの保証がありません。

しかも、検索エンジンのアルゴリズムに変更がある度に対策の方法も変わります。

こういった問題を解決する方法として、私が前職で行っていた海外向けのSEO対策の大対策を紹介したいと思います。

以前、ホームページを使った中小企業の海外販路開拓事業を担当していた時に、欧米、中国、韓国から短期的に集客を行う必要がありました。

その事業は、1年間という期間的な制約もあり、急ぎ海外の検索エンジンに表示させて、集客を促して、海外からの引き合いを獲得する必要がありました。

その時の対策として、最低限のSEO対策と並行して、検索エンジンで掲載できるリスティング広告を利用しました。

  1. 欧米やGoogleの利用が多い地域に対しては、Google広告を活用しました。
    https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
  2. 中国向けには、百度へのSEO対策の手法が全く不明な事もあり、積極的に百度広告を利用しました。
    https://www.baidu.jp/info/ad/(広告運用代理店)
  3. 韓国向けには、広告を使わないと表示されないと言われているNAVERには、NAVER広告を使いました。
    https://naver-search-ad.ryogeisya.co.jp/(広告運用代理店)

短期間でしたが、これらを利用する事で、海外から多くの引き合いを獲得する事ができました。

海外向けには広告代理店などを通じて、積極的にリスティング広告を活用する事をお勧めします。

ちなみにYANDEX RUもSEO対策の手法などが不明なため、YANDEX RU広告を利用する方が早いと言われています。
https://www.infocubic.co.jp/digital-marketing/yandex/ (広告運用代理店)

まとめ

国としても中小企業の海外販路開拓を後押ししているため補助金や助成金、セミナーなども増えてきています。

しかし、いきなり海外へ拠点を作ったり、支店を出したりするのは、中小企業にとっては、リスクが高すぎます。

そこで、テストマーケティングとして、多言語のホームページを作成して、海外での需要をリサーチするのは、良い考えだと思います。

しかし、多言語のホームページを作成しただけでは、集客できません。検索エンジンに登録されて上位に表示されて初めてホームページへの訪問へとつながります。

ただ、SEO対策で上位表示されるのは一朝一夕では難しいでしょう。

そのため、ターゲット国でシェア1位の検索エンジンを絞って、リスティング広告を利用するのが、海外販路開拓を目的としたWEBマーケティングの基本だと思います。

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